こんにちは。
アラフォーシンママで汚実家の片付けに挑んでいるひのきです。
本日は私の父について綴りたいと思います。
父は1948年生まれですでに他界しています。
さて、この父、現代の価値観に照らせば「毒親」だったと思います。
「アラフォーにもなって親の文句言うなよ」と言われそうですが、親にされたことの影響は一生受け続けるので当事者にとっては現在進行形のことです。
親に対して毒を吐くのが目的ではありません。
具体例を一つネットの海に追加して、見ず知らずの誰かの参考になればいいなと思います。
父は昭和生まれなのに前近代的な男尊女卑の価値観を持っていました。
男子が欲しいのに授かったのは役にも立たない女3人。このことを生涯気に病んでいたようです。馬鹿馬鹿しいですね。
長女(私の姉)は従順、私は活発で自己主張が強い、妹は慎重派。
父は特に私の言動が気に食わず、家庭内で私だけを仲間外れにすることが多々ありました。父の目を盗んで成長してきた、というのが私の自己イメージです。
だから今でも集団が苦手ですね。
学校の授業参観とかでママ様たちが集結する場は特に怖いですね。
「受け入れてもらえない、除外される」という体験が理屈抜きで身にしみついています。
父は「自分の子、しかも女が立派にやっていけるはずない」という信念を持っていて、大学に合格した時も留学から帰国した時も就職が決まった時もまず一言目にけなされました。生きる力を奪うような仕打ちだと思います。
そんな父ですが、家族が衣食住に困らないよう生真面目に働くこと、勉学に励むことへの理解があったこと、この二点には感謝しています。
父自身が高校時代に家庭の事情で思うように勉強に打ち込めなかったようで、その分子どもの進学には理解があったのでしょう。
最近まで私はずっと父を恨んでいました。
亡くなった後も夢に出てきて、夢の中で父に対して恨みつらみをぶちまけてました。
一人で車を運転している最中に感情が高ぶって、怒りをぶちまけることもありました。
でも昨年、父とは精神的に完全に和解しました。
オセロの黒が一気に白にひっくり返る感じです。
きっかけはYouTubeで見た動画です。
「父は今私を見守っているのではないか」と発想転換することで憑き物が落ちたように気持ちが楽になりました。
たぶんそれが私の、父と和解するタイミングだったんでしょうね。
毒親に苦しめられている方、日本中にたくさんいらっしゃると思います。
安易なとこは言えませんが、私はふとしたきっかけで魔法のように楽になりました。
そんなことが実際にあるんです。
若いころは感情の起伏が激しく、いつも疲弊していましたが、アラフォーになって低め安定の毎日を過ごせています。
今が一番幸せかなと思っています。
おひとりおひとりの心の平安を祈っています(*^-^*)
※次回は毒親・母について綴ります。