こんにちは。
前回から引き続き『ふたりの窓の外』です。
ではさっそく見どころを見ていきましょう!
アラフォー的見どころ②恋愛って相性なんだなぁ~
ヒロインの紗奈は浮気者の婚約者に突然事故死されるというなんとも幸薄い女性です。
生前、浮気を謝罪した婚約者に対して、怒らず泣かず冷静に対応する紗奈。
そんな紗奈のことを婚約者は陰で「あんな冷たい女」となじっていたようです(どの口が言うんだよ)。
でも庄吾はまったく違う見方をします。
静かで反応が薄い紗奈のふるまいに見え隠れする細かな点や小さな変化を発見して楽しんでいるんです。
ほんとうに恋愛って相性なんだなぁと感じました。
9歳年上という年の差も庄吾が余裕を持てた理由だろうと思います。
紗奈のような魅力がわかりにくい女性にはある程度年上が合うのかもしれません。
同年代の男性だと時間をかけて紗奈を理解しようとする余裕が持てないかもしれませんね。
あとすごく面白いと思った点が2つあります。
1つ目は、最初紗奈のガードがかなり固かった点。
ほとんど素性のわからない男性と一泊旅行をするわけだから警戒心が強くなるのは当然ですが。
庄吾の目には保護犬をイメージさせるほどの鉄壁のガードだったんです。
それが時間が経つにつれ紗奈の心の壁が薄くなっていきます。
庄吾にとってはじょじょに相手を攻略していく楽しさもあったのでは?とニヤリとしてしまいます。
2つ目は、紗奈が事務的な連絡以外の日常のやりとりを一切しなかった点。
普段は俳優兼アルバイトとして仲間とワイワイ騒がしくやっている庄吾にとってそれはありがたかったと思います。
「おはよう」「おやすみ」「いま誰とどこで何やってるの」「今度いつ会えるの」なんてちょこちょこ連絡してきたらウンザリでしょう。
そんなドライな紗奈だったから関係を継続させることができたのだと思います。
アラフォー的見どころ③恋愛の醍醐味が味わえます!!
全然タイプの違う男女二人がじょじょに距離を詰めて行く過程にドキドキできる本作。
まさしく恋愛の醍醐味を味わうことができます!!
庄吾は警戒心丸出しの紗奈を安心させるためにヘタに絡まず、移動中も宿の部屋でも持参した文庫本に没頭します。
そんな庄吾に影響されて紗奈は旅が終わり日常に戻った後、庄吾の読んでいた本を自分も読んでみたりします。
相手の真似をするって相手のこと知りたい気持ちの表れですよね。
素直で可愛いなあ~。
庄吾は庄吾で、芸名で賑やかに生活する日常とは打って変わって、本名で紗奈と会うことで、何か静かで地に足の着いた感覚を取り戻します。
静謐な雰囲気のある紗奈に影響されるんですね。
気になる人と一緒にいると普段とは全く違う自分が顔を出すことってありますよね。
そんな新鮮さを味わうのも恋愛の醍醐味かなと感じました。
あと、紗奈も庄吾も不思議なくらい相手と自分に対して誠実なんですよね。
世間一般で言われるような恋愛のテクニックは蚊帳の外です。
相手をよく観察しています。
つまりすごく相性がいいということになるんでしょうけど、落ち着いた大人の恋愛にホッとします。
まとめ
久々の恋愛小説でしたが、”男性側がイケメン”というときめきポイントを押さえつつもすごく抑制の効いたストーリーでアラフォーの私も安心して楽しめました!
恋愛に安らぎを求める、大人向けの恋愛小説でしょう。
現在絶賛子育て中なので恋愛をする余裕なんてゼロですが、とりあえず子供の大学合格を見届けたら私も恋愛してもいいかなと考えています。
え~っとそのころ私は52歳か。
果たしてその時恋愛をする気力が残っているかどうか…怪しいところです(笑)。
加齢による心の変化は個人差が大きいと思うから予測がつきません。
まあ健康に気を付けて趣味のピアノにワクワクしながら取り組んでいたら楽しい50代を迎えられるかな。
恋愛はオマケって感じですかね。
では今回はこのへんで。
どなたさまも良いお年をお迎えください!!




