アラフォー過ぎても人生楽しみたい  本・子育て・人間関係

アラフォー司書です。書評中心に思うところを綴ります。キラキラしてません。

『ブレイクショットの軌跡』前回の続き

こんにちは。
前回から引き続き、『ブレイクショットの軌跡』です。

 

「暑さに負けず」と言いたいところですが、戦うとこちらが倒れるほどの暑さなので、暑さとは戦わず涼しい部屋から元気に発信したいと思います♪

 

アラフォー的見どころ②ネットの世界ってなんなんでしょうねえ…

 

前回にご紹介した、暴力団が関わっているYouTubeの経済チャンネルなんですけど、大衆のコントロールがすごく上手なんです。
その結果チャンネル登録者数が20万人を突破し、大儲けするわけですが…。
大衆心理を見極めて巧みに操る手法が描かれていてゾッとしました。
もちろん私もネットユーザーですが、知らないうちに思考を誘導されているようなことがあるかもしれません。

 

ネットの世界…リアルな相手の姿は見えません。
だからこそ、大衆の心を掴むテクニックを知っている者が勝者になるんですね。
さながら下剋上の戦国時代のようだなと思いました。

 

本田昴くんはSNSのXで、自動車期間工の悲哀を発信しています。
続けていくうちに次第にウケるネタがわかるようになってきて、自然と頭の中で140字以内の短文を作成するようになります。
完全に自由であるはずの自分の思考を、「ウケ」と「SNSの字数制限」に適合させる…。
ネットの世界って一体なんなんだろうと思いました。

 

少なくともこのブログでは「ウケ」や「バズリ」は度外視して、正直で誠実な意見を綴りたいです。

 


アラフォー的見どころ③時代が変わっても不変のもの

 

本書ではいかにも現代的な話題が盛りだくさんです。
SNS、非正規雇用マネーゲームブラック企業、YouTuberなどなど。
登場人物たちはそれぞれ自分の置かれた境遇に翻弄されます。

 

でも登場人物たちの言動を追っていると、時代が変わっても人が求めるもの、価値を置くものは変わらないのかなと思いました。

 

家族と幸せに暮らしたい、愛する人と幸せになりたい、友達が欲しい、いがみ合わず仲良くしたい、そんなことです。
子供からでも理解できるシンプルなことです。
スリリングな物語で読者をドキドキさせながら、逢坂さんが最も描きたかったことって、そんなシンプルなことだったのでは?と感じました。

 


今年の夏休みはこの『ブレイクショットの軌跡』を読み切れたので大満足です!
では今回はこのへんで。