こんにちは。
今日は仕事が休みなので比較的のんびり過ごしています♬
さて前回から引き続き『ユタと不思議な仲間たち』です。
少年ユタと座敷わらしたちの友情物語です。
今回もアラフォー目線で見どころを紹介していきたいと思います★
さあ元気に行ってみましょう!
アラフォー的見どころ②座敷わらしたちの正体がなんと…!!
ユタは「出る」とウワサの旅館の離れに、たった一人で宿泊します。
それで無事(?)真夜中に9人の座敷わらしたちと出会い、友達になります。
座敷わらしって、「妖怪」だとか「子供の神様」だとか諸説聞いたことがあるのですが…。
この作品での三浦さんの解釈はなんと、「生後すぐ殺されて成仏できなかった赤ちゃんの魂」なんです。
江戸時代から明治時代にかけて、飢饉のために間引きされた赤ちゃんの魂なんですよ。
この解釈、かなりショッキングですね。
さらにショッキングなことに、巻末の今江祥智さんの解説では、三浦さん自身が母親に堕胎されかけた命だったことが明かされています。
過酷な事情を背負った座敷わらしたちと、普通の元気な子供のユタが楽しく遊ぶ姿が描かれますが、三浦さんは一体どんな心境でこの作品を書いたのか…。
この作品は三浦さん40歳の時のものです。
まさにアラフォーじゃないですか。
10代、20代、30代は恋愛に勉強に仕事に結婚に子育てにバッタバタ。
ほっと一息つきかけるのが40代以降だと思いますが…。
気持ちに余裕ができたところで苦しくなりだすのが親との関係です。
私の場合はそうでした。
この作品に描かれる故郷東北の描写はとても温かく、座敷わらしたちも優しく親切です。
もしかしたら三浦さんは故郷や親との心理的和解を経て、穏やかな気持ちでこの作品を書いたのかもしれませんね。
アラフォー的見どころ③名作絵本『めっきら もっきら どおんどん』と似てますけど!!
子育てをしていると自然とたくさんの絵本に出会います。
なかでも福音館書店の名作『めっきら もっきら どおんどん』がベスト10に入るほど好きなんですけど。
この絵本、『ユタと不思議な仲間たち』へのオマージュでは?と思えるほど似てる点が多いんです。
主人公の男の子が一人ぼっちで寂しがっているところとか。
変な呪文を唱えて不思議な世界に入るところとか。
人間じゃない仲間と遊ぶところとか。
最後には仲間との別れがあるところとか。
図書館に絶対ある絵本なのでぜひ読んでみてください!
福音館書店の公式Webマガジン「ふくふく本棚」で作者の長谷川摂子さんの言葉を読んでみましたが特に『ユタ』への言及はありませんでした。
だから特別『ユタ』を意識しているわけじゃないのかもしれませんね。
でもこうしてコツコツ読書を積み重ねていくと、作品に対する「おっ!」という自分なりの気付きが得られて嬉しいです。
それがお金になるわけでもない、誰かに自慢できるわけでもない、でも何物にも代えがたいものです。
年を重ねたからこそ得られるものだと思っています。
これからも縁ある方々と、このブログで自分が気付いたことを共有していきたいです!
では今回はこのへんで…。
みなさん、無理せず休みながら過ごしてくださいね~!!
